2025年のおせち、何が流行る?変わる日本の正月スタイル
年末が近づくと話題になるのが「おせち料理」。
ここ数年でそのスタイルは大きく変化し、2025年も多様化の波が続いています。
かつては伝統的な和風重箱が主流でしたが、
いま人気を集めているのは「オードブルおせち」「ハイブリッドおせち」「ご当地おせち」など、
見た目も味も自由な新しい形。
この記事では、最新のトレンドと購入動向を総まとめで紹介します。
トレンド1:オードブルおせちが定番化 ― カジュアルでSNS映え
2025年のおせち最大のキーワードは「カジュアル化」。
近年急速に人気を高めているのがオードブルおせちです。
重箱の代わりにプレートや小鉢に盛り付ける形式で、
洋風メニューやおつまみ感覚の料理を楽しめるのが特徴。
SNSでは「#オードブルおせち」や「#推しおせち」というハッシュタグも広がり、
家族や友人とシェアしながら楽しむスタイルが浸透しています。
実際に楽天市場の2025年おせち特集では、
「オードブル風」「小分けおせち」の検索数が前年比で約1.8倍に増加。
見た目の華やかさと利便性が若い世代に支持されています。
トレンド2:ハイブリッドおせち ― 和と洋の融合が主流に
和食だけでなく、洋食・中華を組み合わせた「ハイブリッドおせち」も人気急上昇。
ホテルやレストラン監修の三段重では、ローストビーフやテリーヌ、
海老チリやラザニアなどが登場し、まるでパーティーオードブルのよう。
伝統の縁起料理とモダンな味わいが共存することで、
「家族全員が楽しめるおせち」として注目を集めています。
特に人気なのが、ホテル椿山荘東京の和洋おせち三段重や
ANAクラウンプラザホテルのおせちなど、
高級感と話題性を兼ね備えたホテルブランド系。
予約開始と同時に完売する例も多く、早期予約が鉄則です。
トレンド3:ご当地おせち・ふるさと納税型が台頭
近年の特徴として注目されるのが「ご当地おせち」。
地域の特産食材を生かしたおせちは、味わいにも個性があります。
北海道では海鮮おせち、京都では京風薄味おせち、九州では甘辛仕立てなど、
「食べることで旅気分が味わえる」として人気上昇中です。
また、ふるさと納税の返礼品としておせちを選ぶ人も増加中。
楽天ふるさと納税やさとふるでは「年末納税 × おせち」が急増し、
地域の名店やホテル監修おせちが人気を集めています。
トレンド4:価格は二極化 ― 節約志向と高級志向の両立
帝国データバンクによると、2025年のおせち平均価格は約2万7,800円。
物価上昇の影響もあり、コスパ重視の家庭用おせちと、
高級志向のプレミアムおせちに二極化が進んでいます。
5,000円前後の一段おせちから、5万円を超える高級重まで幅広く展開。
家族構成やスタイルに合わせた選び方が求められる時代です。
特に注目なのは、1〜2人用の「ミニおせち」。
おひとりさまや夫婦二人暮らし向けに最適で、
少量でも華やかに楽しめるのが人気の理由です。
トレンド5:通販・デジタル予約が主流に
おせちは今や、ネット通販での予約が当たり前。
楽天市場・Amazon・百貨店オンラインストア・セブンネットなど、
多様なECサイトが早割キャンペーンを展開しています。
自宅配送で手軽に受け取れるうえ、冷凍・冷蔵技術の進化で品質も安定。
2025年は、「スマホで完結する正月準備」がスタンダードとなりそうです。
2025年注目のおせちラインナップ
- ホテル椿山荘東京 和洋おせち 三段重(約28,944円)
高級ホテルが監修した人気の和洋折衷おせち。三世代で楽しめる味わい。 - 加賀屋 北陸おせち 一段重(約18,144円)
北陸の海の幸と郷土料理を詰め込んだ一段重。ふるさと納税でも人気。 - プレミアム和風おせち 19品(1〜2人前)(約5,670円)
少人数・初めてのおせち体験におすすめのコスパ重視モデル。
まとめ:トレンドを押さえて「自分スタイルのおせち」を楽しもう
2025年のおせちは、和の伝統をベースにしながらも、
より自由で個性的な方向へと進化しています。
オードブル・ハイブリッド・ご当地など、選択肢が広がった今だからこそ、
自分のライフスタイルに合った「おせち時間」を選ぶことが大切。
早期予約特典やふるさと納税を上手に活用して、
新しい年を美味しく迎えましょう。